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5  ストロークの七則について考えよう。

 

ストロークの七則     庭球の神様は言っている

 

1 クロスに打たねば空きができない。

   正クロス・逆クロス共に角度の付くコースです。

  相手プレーイヤーをコートの外に追い出してプレーさせる目的があります。

   相手コートの一部に隙(空き)を創る手段です。

  この場合空きが出来るのはセンターを意味します。

  このクロスコースは雁行陣の多いダブルの基本形で、両前衛のプレーが重要となってきます。

  角度の付くコースにボールが飛べばそれだけストレートに返球される危険性が増す為です。

   

2 ストレートに打たねば決められない。

 この意味は前衛のゾーンに打つこと、多くの場合前衛の外側のアレイを狙う事を意味します。

 相手前衛ポジションの見せ掛けにだまされて、アレイが隙に思えるが、相手は防御を目的としていたり、

誘い込みを目的としている場合に、安易にこのコースに打てば相手前衛の思うツボです。

しかし相手が想像できうる以上のボールが打てれば必ず成功するでしょう。

攻撃に晒された時優秀な前衛でも

50%近くはミスになる可能性があるからです。

想像以上のボールとはスピードパワーだけでなく、タイミングを早くしたり遅くしたりずらす技術等です。

 

 3 深い球を打たねば押しがない。

      深いボールであれば、相手がネットより少しでも遠い所から打たざるを得ないからです。

         このばあい、味方前衛は攻撃されることは稀で、逆に攻撃するチャンスが増えてくるからです。

         深いボールこそ基本のストロークなのです。

         しかしここで注意することは、最近は厚いグリップの後衛が増えている事です。

         このようなグリップの後衛は高い打点で打つ事を得意にしているからです。

         中途半端に深さで跳ねるボールはこういう後衛にはイージーボールになるので注意が必要です。

 

4 スピードがなければ決まらない。

 これは説明の必要はないでしょう。でも注意しなければならないのはスピードボールを打つ後衛には、フラットボールしか打てない人が結構多く、その玉筋は直線的で単純な事で、前衛とってはイージーな相手だと言うことです。スピードを物理的な面だけではなく、タイミングを利用した感覚的

スピードも鍛錬しましょう。

 

5 緩い球が打てなければ守れない。

 緩いボールといえば ロビングもそうですが、目的をもういちど整理して見ましょう。

 緩いボールの重要性はたくさんあります。

  相手も緩いボールを打ちかえすには、ボールにエネルギーを与える必要があり、速いボールよりも難しいという人もいます。

 自陣形を整えるための時間稼ぎにも必要ですし、強いストロークを連続3回し1回緩いボールを入れる事により、

 ミスなく又次の先手球が打ちやすくなりますし、リズムも自分に合ったものにできます。

 

6 スピードをそろえては乗ぜられる。

これはタイミングの問題です。

あらゆるスポーツでタイミングを意のままに取れる選手は最強です。

ボールを打つリズムが一定であれば、少々のスピードボールは前衛にとっては怖くないのです。

 

7 深い球、浅い球が意のままに打てなければならない

      深い球の対極として浅い球がありますが、相手をネット際におびき出す為、そしてまた厚いグリップの

  後衛の弱点を攻める時などに大切です。

  コートを左右に使う次には前後に広く使う事が重要なのです。

   深い球を印象つげたあとの短い球は特に有功です。

       短くしかも跳ねない球はひとつの武器なのです。

 

肩の高さに跳ねたボールを抑え込んで前に詰める

アプローチショット

 

 

腰の高さの打点で押し込み前に詰める

アプローチショット

 

跳ねない短いボールの下にラケットをいれ

逆回転の深く押し込み前に詰めるアプローチショット

 

 

横に走る足さばき

 

前方に走る足さばき

 

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