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3 基本の考えを知り応用で生かしましょう

 

サービスのプレースメント(コートのどこを狙って)の重要性とその理由

 

多くのプレーヤは、サービスをただ単にプレーを始めるための儀式としてしか考えておらず、そのことによってどれだけ損をしているか判っていないようです。

たとえ、あなたのサービスに多彩な球種がなくても、スピード・パワーがないとしても、

サービスのプレースメントの重要性とその理由が理解できていれば、あなたのサービスは強力な武器になるに違い有りません。

 

サービスを打ち込む方向としては、大きく3つに分けることが出来ます。

すなわち、アレー方向へ(クロス)のワイドなサービス、相手のボディーへ向かうサービス、そしてセンターラインに沿ったサービスです。

 

これら3つのサービスにはそれぞれの利点があり、プレーヤはそれをよく知っておく必要があります。

ワイドなサービスは、相手をコートの外に追い出す効果があり、次のショットであなたはより大きなオープンコートを得られます。

ただし、「アングルはアングルを生む」と言われているように、この場合、鋭く短いアングルリターン(角度のついた)には十分に注意する必要があります。

 

ボディーへ向ってくるサービスに対しては、相手は踏み込んで攻撃的なリターンをすることが出来ません。うまく行けば、弱いリターンが返ってきてあなたが主導権を握れるはずです。

もし、あなたがサービスのあとネットに詰めていれば、ウイニングボレーとなる可能性も高いでしょう。

 

センターライン沿いへのサービスは、相手のリターンの角度を狭める効果があります。つまり、相手はセンターへリターンする可能性が高いわけで、待ち構えていたあなたはそこで相手の弱点へボールを打ち込むと言うわけです。

 

3種類のサービスに対してどのようなリターンが返ってくる確率が高いかを知っていれば、1つ1つのポイントの攻撃パターンを組み立てることが出来ます。

サービスの方向を意識的に打ち分けるプランでゲームをやれば、あなたの予測能力が増すとともに、ゲームがあなたの予想通りの展開になって行くことでしょう。

ですから、どうしたら自分達のサービスをキープ出来るのかと悩むような大切なゲームに直面した時には、こうして下さい。

まず、どのようなリターンが自分達にとって都合が良いかを考え、そして、そのようなリターンを相手から引き出すようなコースにサービスを狙うのです。

ダブルスではパートナーがサーバーの意図を理解してなければ、連携の取れない、効果の薄いものとなってしまいます。

 

(ソフトテニスの2004年からのルール改正ではサーバー以外のポジョンは自由なので、後衛のサーヴは大変大切となるでしょう。

目的をもったファーストサーヴ・攻撃されにくいセカンドサーヴが必要です。

サービスコースと前衛のポジョニングの連動、又相手レシーヴ後の攻め方等は良くサーヴの目的を生かしたものであってほしいものです。)

 

 

 

レシーブの考え方と狙い処(コートのどこを狙って)の重要性とその理由

 

 

初級・中級においては、ゲームの入り口である、サーブとレシーブを征する者が勝利しています。

フアーストサーヴをいれる事によって攻撃されにくい、セカンドレシーブを攻撃することによって先手を取るわけですが、このレベルではミスをしないという事が優先します。

統計的にサーヴ・レシーヴの段階で勝敗が決しているからです。

一流選手は困難な状況でこそ能力以上のパフォーマンスを魅せます。

しかし精神的に苦しい状況で、高度な、無理なプレーをする事は普通の人には難しい事です。

状況に応じた適切なプレーをするのが基本的な考えかたです。

もちろん考え方の基本を示すもので「常に基本どうりしなさいという意味ではありません。」

 

レシーブの種類      今この場面ではどういうレシーブが適切だろうかと考えましょう。

                      相手前衛のプレーも予測にいれて判断しましょう。

            

   ノーマル(普通の)リターン     確実性高く、ポイント狙いはせず、

                   相手に先手を取られないコースに確率高く  緩くとも深く返しましょう。

 

  フォーシング(攻撃)リターン   攻撃的に、特に

                   セカンドレシーブの時は狙ったコースに先手を取るリターンを

           場合によってはポイントを狙う。相手のミスを誘うレシーブです。

                   もちろん    ファーストレシーブであってもポイントを狙う時があります。

 

 

   ブロック(防御)リターン     まず安全に返すだけのケースです。   壁のように確実に

                   テイクバック(ラケットの引き)ほとんどとらず、壁を造って前衛につかまらないように返す事だけを。

                   相手の素晴らしいファーストサーブが来る場合、すごく早いサーブでも返せる準備をしましょう。

          また絶対ミスできないケースにもこの返球ができる練習をしておきましょう。

          (前の方から、近い所からサーブを入れてもらって)

     

 

         

クロスのワイド方向ににサーブが入れられ、レシーブしようとする瞬間です。

手前陣形は二人の中間が大きく開いています。レーシーブがセンター付近で甘かったら向こうの二人は青の部分を狙うでしょう。レシーブのコース、深さ等で大庭さんは瞬時に的確なポジションに移動します。

前で打つ

左足の前あたりでボールを捉え、そのままフットワークを止めず、前に詰める。

これは前衛のレシーブや後衛が押し込んだ先手ボールを打つときに重要です。

フォアー側にクロスポーチに出るフットワークです。①の右足をやや踏み出したい方向に予め向けるのも一方法です。良い点は上体の傾きを相手に見破られ難い点です。少し早めの判断・決断が必要です。

 

バック側にクロスポーチに出るフットワークです。フォアもバックも左手の操作が大切です。

 

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